①
エルマ「セレーナさんって、フラメンゴが得意なんですか?」
セレーナ「まあね。ボディバランスには自信ありかな」
エルマ「やっぱり、平衡感覚って大事なんですか?」
セレーナ「そりゃね。長時間、片足で立つんだから」
エルマ「そんなステップ・・・・・・フラメンコにありましたっけ?」
セレーナ「何言ってるのよ。眠るときだって片足立ちが基本なのよ、あの鳥って」
エルマ「ボクが言いたいのは、フラメンコ!フラミンゴじゃありませんっ!」
セレーナ「やっとボケに気づいてくれたか・・・・・・」
②
エルマ「セレーナさん、4321を伝えて下さい」
セレーナ「え?」
エルマ「次の作戦の指令です。早く4321を!」
セレーナ「カウントダウン?それとも、何かの暗号?」
エルマ「ふざけてないで!早くヨンさんに位置を!」
セレーナ「・・・・・・ちょっとエルマがオーバーヒートしたみたい。次のプレイまでに直るといいんだけどね」
エルマ「もう!セレーナさんっ!」
③
セレーナ「アルに対抗して、セレーナさんの3分間クッキング!」
エルマ「嫌な予感しかしません・・・・・・」
セレーナ「では、ここに用意したカップラーメンにお湯を注いで3分間・・・・・・」
エルマ「そんなの料理って言えませんよ!」
セレーナ「丁度いい具合にエルマ君が怒ってくれたおかげで、頭部の内部ケトルのお湯も沸騰しました!」
エルマ「い、いつの間にそんな機能が!?」
④
アルバーダ「おう、お疲れさん。クイティオ・トムヤム・スコータイでも食って、一息入れてくれや」
セレーナ「えっ、何々?何なの、それ?」
アルバーダ「タイのB級グルメでな。『スコータイ地方の汁なし麺』って意味だ。めちゃ辛くて、うめえぞ」
⑤
アルバーダ「おう、お疲れさん。フライド・フィッシュ・タコスでも食って、一息入れてくれや」
セレーナ「それもどこかのB級グルメ?」
アルバーダ「おう、メキシコのな。フライした魚をはさんだタコスだ。うめえぞ」
セレーナ「そのまんまな名前ねぇ」
アルバーダ「わかり易いってのも、B級グルメの特徴の一つでな。ま、名前を聞いただけじゃどんな食い物かわからねえ方が多いけど」
セレーナ「・・・・・・どっちなのよ」
⑥
アルバーダ「おう、お疲れさん。ツォンピンでも食って、一息入れてくれや」
セレーナ「ツォンピンって、何?」
アルバーダ「台湾のB級グルメで、ネギ餅とも言ってな」
アルバーダ「小麦粉を練って作った生地にネギを入れて焼くんだ。うめえぞ」
⑦
アルバーダ「おう、お疲れさん。チュロスでも食って、一息入れてくれや」
セレーナ「それはさすがに知ってるわ。スペインやポルトガルの揚げ菓子ね」
アルバーダ「そう、細長い奴な」
セレーナ「ああ、チュロスをホットチョコレートに浸して食べた~い」
ヨン「そ、その組み合わせ、太りそうですね・・・・・・」
セレーナ「でも、スペインじゃ定番の朝食なのよ?」
⑧
アルバーダ「おう、お疲れさん。B級グルメだけじゃなく、ものぐさ料理も探求している俺が、とっておきの奴を教えてやろう」
エルマ「とっておきのものぐさ料理・・・・・・うう、何か嫌な予感がします」
アルバーダ「まず、リンゴだのオレンジだの、果物の木が生えている所に行く」
アルバーダ「そして、実をもぎ取って食べる。どうだ、簡単だろ?」
エルマ「それは料理じゃなくて、単なる果物狩りですっ!」
⑨
ヨン「お疲れ様でした。ゆっくり休んでくださいね」
ヨン「あと、余談なんですが、私の名前・・・・・・」
ヨン「第4話で出て来るから、ヨンっていうわけじゃないんです」
ヨン「多分・・・・・・」
⑩
マサキ「シュウの奴、俺の知らねえ所で何をやってやがる?とは言え、俺もラングランのゴタゴタで忙しいからな・・・・・・」
マサキ「悪いが、俺の代わりにあの野郎の本当の目的を探ってくれ。頼んだぜ!」
⑪
モニカ「皆様、お疲れ様でした。ゆっくりお休みになられて、プレイを再開して下さいましね」
チカ「そうそう、のんびり遊んで欲しいですねぇ。ご主人様が主役を務められることは、滅多にないんですから」
シュウ「滅多に・・・・・・?さあ、それはどうでしょうか」
⑫
マサキ「よお、お疲れさん!ここまでプレイしてくれて、ありがとよ。ま、ゆっくり休んでくれ」
チカ「ちょっと、ちょっと!主役面して、でしゃばるなってんですよ!」
マサキ「何言ってんだ、『魔装機神』の主役は俺だっつーの!」
シュウ「残念ですが、マサキ・・・・・・今回、あなたは脇役です」
マサキ「へっ、そんなわけねえだろ!ふざけんのも大概にしやがれ!」
シュウ「では、あなたにこの言葉を贈りましょう」
シュウ「『いつまでもあると思うな、主役の座』。フフフフ」
マサキ(こいつ、何でこんなに自信満々なんだ・・・・・・って、いつものことか)